館長日記#5 展示標本と販売標本の違い
- 4 日前
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私の博物館には、展示標本と販売標本があります。
同じヒマラヤ水晶でも、展示になる石と販売になる石があります。
では、その違いは何でしょうか。
私は以下のように分けています。
展示標本になる石
大きさがあり見応えがある
産地の特徴がよく分かる
珍しい内包物や結晶形を持つ
学術的・標本的な価値がある
なかなか手に入らない
博物館のテーマを象徴している
販売標本になる石
美しい
コレクションとして十分魅力的
誰かにお迎えしてもらいたい
小ぶりで家にも飾りやすい
実用性がある(アクセサリーで身につけられる、ペンデュラムで使えるなど)
当館で1番大きな石は、アメジストドームカコクセナイト共生27kg(翠嵐)ですが、
家に飾ろうと思うとなかなか場所もとるし、動かすのも重いしで家向きではなさそうです。
(もちろん、家に展示スペースを作っている方は別ですが)
他にも、大きな石は博物館や展示会で眺めるからこそ、その迫力や存在感を楽しめるという面もあります。
では、展示標本と販売標本を分けているのでしょうか。
それは、天然石との付き合い方にも違いがあると考えているからです。
でも、日常生活に天然石を取り入れるのは、私はとても良いと思っています。
なぜなら、石は自然の一部なのに、切花と違って枯れないし、手入れもそんなにいらない。
また、天然石は自然が生み出した彫刻のような存在でもあります。
長い時間をかけて生まれた形や色彩を、日常の中で楽しむことができます。
中には天然石に効能を求める方もいらっしゃるでしょう。
私は、天然石の効能の多くは色にもあると思っています。
世の中にはカラーセラピーやオーラソーマなど、色を使ったセラピーもあります。
色によって受ける印象や感じ方には違いがあると言われています
なので生活に色を取り入れるという面でも、天然石を飾るのは良いのではないでしょうか。
手軽に天然石を生活に取り入れるには、小さな標本からが良いと私は思いますので、
まずは小さな標本から。
気になる石をひとつ迎えて、身近な場所に飾ってみる。
そんな楽しみ方も、天然石との素敵な付き合い方のひとつではないでしょうか。
当館の販売標本には、そんな思いも込められています。
なお、展示標本だからといって必ずしも非売品というわけではありません。
展示スペースをお持ちの方や、標本として大切にしてくださる方へは、お譲りできる場合もあります。
ご興味のある標本がありましたら、お気軽にお問い合わせください。



